◆中国語の漢字「繁体字」について(その6)

中国語では「簡体字」と呼ばれる漢字が頻繁に使用されますが、
繁体字」も簡体字と同じくらい使用されています。

中国語で翻訳される漫画はほとんどが台湾・香港の出版社で発行される為、
使用される漢字は基本的に繁体字です。
また、ホームページ等も繁体字で記述されたものが多数存在し、
ドラマや映画の字幕にも繁体字が頻繁に使われます。
映像作品は発音が理解できれば繁体字が分からなくても問題無いでしょうが、
文書等は繁体字を知らないと理解する事はできません。

その為、簡体字だけでなく繁体字が理解できることも重要になるわけですが、
日本語の旧字体と比べると微妙に違っていたり、
大陸・台湾・香港で使用される繁体字にも、各々微妙に違いがあったりします。

そこで、このページでは該当する漢字のフォントサイズを極端に大きくして、
繁体字のどこが日本語の漢字と異なっているかを説明したいと思います。
尚、「繁体字」は背景色を緑色で、「日本語の漢字」は黄色で示します。

同系統の漢字をカテゴリー毎に分けて説明していますが、全ての漢字を扱っているわけではありません。
また、複数のカテゴリーに属する漢字については、関連項目として別のカテゴリーに飛ぶためのリンクを設定してあります。
リンク先が未完成の部分が存在しますが、将来的に作成する予定です。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:」の1~4画目が「亠 厶」から「」に変化し、7~8画目が → → から ↘ ↗ に変化する。
タイプB:日本語の漢字と同じまま変化しない。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

育 徹 撤

タイプBの場合

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:」が「」に変化する。
タイプB:日本語の漢字と同じまま変化しない。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

堙

タイプBの場合

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

刃(刄)」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:簡体字と同様の変化をする。
タイプB:」の3画目が、2画目より右側へ突き出ない。

この様に、「刃(刄)」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「刃(刄)」,「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

タイプBの場合

刃 忍 仞

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:」の5~6画目が「」から「」に変化する。
タイプB:」の5~6画目が「」から「」に変化する。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

奐 喚 換

タイプBの場合

▼「」を含む漢字について

」は繁体字では「」と表記されます。
拡大すると以下のようになります。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

尚、「」と似たような変化をする漢字として、以下のような漢字があります。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:」が「」に変化する。
タイプB:タイプA」と同じだが、「」の1~3画目が3画から4画に変化する。
タイプC:タイプB」と同じだが、「」の2画目(横棒)が1画目(縦棒)より右側へ、3画目(横棒)が4画目(縦棒)より左側へ突き出る。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「歡(歓)」,「權(権)」,「灌(潅)」の繁体字となります。

タイプAの場合

タイプBの場合

歡 權 灌

タイプCの場合

歡 權 灌

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:」が「」に変化する。
タイプB:タイプA」と同じだが、「」の1~3画目が3画から4画に変化する。
タイプC:タイプB」と同じだが、2画目(横棒)が1画目(縦棒)より右側へ、3画目(横棒)が4画目(縦棒)より左側へ突き出る。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

タイプBの場合

獲 穫 蠖

タイプCの場合

獲 穫 蠖

尚、「」と似たような変化をする漢字として、以下のような漢字があります。

舊舊

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:」の画数が7画から6画に変化する。
タイプB:タイプA」と同じだが、「」が「」に変化する。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

監 濫 籃

タイプBの場合

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

藍

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:」の画数が7画から6画に変化する。
タイプB:タイプA」と同じだが、「」が「」に変化する。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「覽(覧)」,「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

覽 欖 攬

タイプBの場合

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:簡体字と同様の変化をする。
タイプB:日本語の漢字と同じまま変化しない。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

タイプBの場合

敖 傲 熬

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:簡体字と同様の変化をする。
タイプB:日本語の漢字と同じまま変化しない。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

タイプBの場合

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

」は繁体字では「」と表記されます。
拡大すると以下のようになります。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」の繁体字となります。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:簡体字と同様の変化をする。
タイプB:日本語の漢字と同じまま変化しない。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

タイプBの場合

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:」の9~10画目が → → から ↘ ↗ に変化する。
タイプB:日本語の漢字と同じまま変化しない。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

厭 壓 靨

タイプBの場合

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

」は繁体字では「」と表記されます。
拡大すると以下のようになります。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「寿」を含む漢字について

寿」は繁体字では「」と表記されます。
拡大すると以下のようになります。

この様に、「寿」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

寿

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:簡体字と同様の変化をする。
タイプB:タイプA」と同じだが、「舟偏」の6画目(横棒)が3画目より右側へ突き出る。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

タイプBの場合

舶 艤 艫

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:」の7~8画目が → → から ↘ ↗ に変化する。
タイプB:日本語の漢字と同じまま変化しない。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

散 撒

タイプBの場合

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

霰

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:」の6~9画目が ↘ ↗ ↙ ↘ から ↙ ↙ ↘ ↘ に変化する。
タイプB:」と同じまま変化しない。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

率 蟀

タイプBの場合

▼「」を含む漢字について

」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:簡体字と同様の変化をする。
タイプB:」と同じまま変化しない。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「僭(僣)」,「蠶(蚕)」,「」の繁体字となります。

タイプAの場合

タイプBの場合

僭 蠶 簪

但し、一部例外があります。
例外に該当する漢字のいくつかを以下に示します。

以上の様に、必ずしも該当部分だけを書き換えればいいというわけではありません。

▼「」を含む漢字について

麦(ばくにょう)」を含む漢字は、繁体字では以下のように変化します。

タイプA:」が「」に変化し、「」の11画目を右側一杯まで払わない。
タイプB:タイプA」と同じだが、「」の6画目(縦棒)が7~8画目より下へ突き出ず、11画目を右側一杯まで払う。
タイプC:タイプB」と同じだが、「」の9~11画目が「」から「」に変化する。

この様に、「」を含む漢字は該当部分を上記の様に書き換えれば、繁体字になります。
以下に示す漢字は、左から順に「麺(麪)」,「」,「麩(麸)」の繁体字となります。

タイプAの場合

タイプBの場合

麵 麴 麩

タイプCの場合

麵 麴 麩
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