◆第10回漫画博覧会終了 | Chinese-Lab ~中文研究網~

◆第10回漫画博覧会終了

2009年8月19日(水)

8月12日~17日にかけて行われた『第10回漫画博覧会』が終了しました。

そこで、各出版社の活動内容について分かる範囲で纏めてみました。
各出版社のブース配置はこんな感じです。

※2004年から出版状況をチェックしている為、『漫画博覧会』の存在は知っていましたが、
イベントの内容をまともにチェックするのは今年が初めてだったりします。

▼東立出版

サイン会は村田雄介、稲垣理一郎、瀬尾公治の3人のようです。
(現地漫画家のサイン会は5人)

また、『痛商品』と銘打ってグッズの販売も行ったようですが、
ポスターのどこが痛商品なのかさっぱり分かりません。

東立のメールマガジンより引用
※東立のメールマガジンより引用

この中で痛商品に相応しいのは『魔法先生ネギま!』のバスタオルぐらいしかないと思うんですが・・・
(手提げ袋も微妙ですが、これは許容の範囲内じゃないかと思います)

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▼長鴻出版

サイン会は水波風南だけのようです。
(現地漫画家のサイン会も1人だけ)

長鴻の公式サイトより引用
長鴻の公式サイトより引用

去年以前の活動内容を詳しく知らない為、比較は出来ませんが、
どうみても業界2位とは思えない程、貧相な内容です。
他の出版社はグッズ販売なども行っているのに、それすらないようです(本当かどうか自信無し)。

何故こんなに貧相な活動内容になっているかですが、
今の長鴻は財政難に陥っている可能性があります。

先ず、三つあった月刊漫画雑誌の内、二つが2008年2月号を最後に同時に休刊しています。
漫画雑誌が二つも同時に休刊するのは、普通に考えても異常だと思います。
また、半年前に行われた『国際書展』にも大手出版社でありながら参加していません

漫画雑誌の同時休刊に、国際書展への不参加、
そして今回の『漫画博覧会』の活動内容から考えると、
金銭的に余裕が無くなっているのは間違いないと思います。

更に、これらに加えてもう一つ奇妙な出来事があります。
この事に気付いている人が何人いるか知りませんが、
8月になってから長鴻の新刊が博客来網路書店で確認出来なくなりました。

複数のサイトを利用して新刊チェックを行っている為、それ程不便を感じていませんでしたが、
「なんで長鴻の新刊の書籍データが無いの?」と不思議には思っていました。

2~3日入荷日がずれる事はたまにありますので、
「少しすれば、その内入荷されるだろう」と思っていましたが、
8月も既に半分以上が過ぎようとしているのに(今日までに35冊発行しています)、
8月の新刊は未だに1冊も博客来網路書店には存在しません。

何かの手違いで入荷していないだけだと思いたいですが、
3週間近く過ぎても入荷しないのをみると、
博客来網路書店との提携が無くなったのでないかと考えてしまいます。

尚禾の書籍は未だに博客来網路書店では取り扱われていませんし、
原動力亜細亜の書籍も1年程前にようやく取り扱われるようになった為、
博客来網路書店で商品を売るためには提携が必要なのは間違いないと思います。

以上が、長鴻が財政難に陥っているのでないかと判断した理由です。
もしかしたら、来年の『漫画博覧会』が開かれる頃には、長鴻は消えているかもしれません。

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▼尖端出版

サイン会は西野かつみ、阿南まゆき、持田あきの3人で東立と同じ人数です。
(現地漫画家のサイン会も東立と同様に5人)

また、『かのこん』の抱き枕と『文学少女』のクッションを限定商品として販売したようです。
しかも抱き枕の絵柄は、作家の狐印が今回の為にわざわざ書き下ろした物だそうです。

尖端の公式サイトより引用
尖端の公式サイトより引用

シェアでは長鴻に劣る尖端ではありますが、
今回の活動内容は東立に匹敵するのではないかと思います。

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▼青文出版

サイン会は藍上陸、青木祐子、藤異秀明の3人で東立や尖端と同じ人数です。
(現地作家のサイン会は2人)

青文のメールマガジンより引用
※青文のメールマガジンより引用

作家の合計人数では東立・尖端に負けていますが、長鴻には大勝しています。

既に4社の活動内容を見てきましたが、其々の活動内容を見比べてみると、
今年の長鴻の活動内容がどれだけ貧相なのかが良く分かるんじゃないかと思います。

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▼台湾東販出版

サイン会は高田明美ただ1人のようです。

台湾東販の公式サイトより引用
台湾東販の公式サイトより引用

これ以外にも、日本から空輸したグッズの販売を行ったそうです。
日本の子会社であるからこそ出来た離れ業ですね。

一見すると、活動内容が長鴻と大差ないように見えるかもしれませんが、
グッズ販売を行っている分、台湾東販の方が規模が上だと思います。

長鴻と台湾東販ではシェアの大きさが違いますが(長鴻の毎月の発行数は台湾東販の約4倍)、
業界2位であるはずの長鴻の活動内容が台湾東販と同じ規模な事から考えても、
長鴻が財政難に陥っているのは間違いないと思います。

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▼台湾角川出版

サイン会は細音啓と小梅けいとの2人です。

台湾角川の公式サイトより引用
台湾角川の公式サイトより引用

それ以外にもグッズ販売も行ったようですが、
その中の目玉として『灼眼のシャナ』と『狼と香辛料』の大頭貼を用意したそうです。

台湾角川の公式サイトより引用
台湾角川の公式サイトより引用

最初は「大頭貼」が何の事なのか分からなかったのですが、
調べた結果、プリクラであることが判明しました。

プリクラの筐体を用意する為に、一体どれだけのお金を使ったんでしょうか・・・

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▼尚禾出版

2009年2月に開かれた『国際書展』において「やまねあやの」のサイン会を行ったため、
尚禾のファンが今年の『漫画博覧会』での尚禾の活動内容に少なからず注目していたようですが、
サイン会は行っていないようです。

それと、これは尚禾の公式掲示板を見ていて知ったんですが、
毎年参加する企業の中で、最も値引き販売を行っているのは尚禾だそうです。
その為、この日に合わせて大量に尚禾の書籍を購入する人がいるそうです。

他に取り上げる事が見当たらないため、
尚禾の公式掲示板に存在する「やまねあやのサイン会」についてのリンクを貼っておきます。

サイン会の様子を撮影した写真が大量に貼られているため、
興味のある人は見てみると良いかもしれません。

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注意:掲示板の内容を見るためには、ユーザー登録が必要です。

▼原動力亜細亜出版

尚禾同様、サイン会は行っておらず、『ヘタリア』のグッズ販売が主な活動内容のようです。
まぁ、小規模出版社でお金が無いため、これは仕方が無い事だと思います。

取り合えず、毎月の発行数が尚禾に劣るくせに(約1/4)、
「なんで尚禾よりもブースが大きいんだと」と、配置図を見た瞬間にツッコミを入れました。

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▼博漫出版

配置図に名前が確認できないため、不参加のようです。
(そもそも、今までに参加した事があるのかどうか、実は知りません)

『漫画博覧会』とは関係ないですが、7月の上旬頃から公式サイトにアクセスできなくなった為、
「倒産したんじゃないか」と心配していました。
ただ、8月に入って暫くして、またアクセスできるようになった為、まだ生存しているようです。

最初はサイトの刷新でも行ったのかなと思ったんですが、どこも変わった様子が無い為、
結局なんでアクセス出来なかったのか、原因が分からずじまいです。

▼瑪朶出版

博漫同様、参加していないようです。
ただ、翻訳市場に参入してまだ1年も経っていないため、不参加も当然の事かもしれません。

▼その他

アニメの代理商が声優を何人か招聘したようです(森川智之や三木眞一郎など)。

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この他に、日韓台の漫画家が共同で製作した同人誌の販売が行われたようです。

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また、先日発生した台風被害に対して、大手出版社が共同で義捐金を捻出したり、
『漫画博覧会』に参加した作家や声優が、サイン色紙をチャリティーオークションに提供したそうです。

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YouTubeに『漫画博覧会』の映像が幾つか存在するようなので、リンクを貼っておきます。

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