◆2009年7月の翻訳状況

2009年8月31日(月)

▼講談社

115冊翻訳

6月に続いて、100冊突破しました。

講談社だけが突出して多いですが、これには勿論理由があります。
他社に比べると、中国語翻訳版が発行されない作品が少なく、
中国語翻訳版の発行が始まる速度も他社より早いです。
また、漫画雑誌の数が多く、それぞれの翻訳版の発行を特定の出版社が担っています。

そして、最も大きい理由が、香港東立の存在です。
香港東立の主な業務は、東立が獲得した台湾・香港授権の書籍(港台版)を発行することですが、
講談社の書籍に限っては、香港東立が独自に製作・発行する事が多いため、
どうしてもその分、発行数が多くなります。
(一応、香港東立は小学館や白泉社の書籍も独自発行しますが、講談社に比べれば少ないです)

ただ、仮に香港東立と東立の重複分を無視したとしても、
講談社の書籍が一番多く発行されている事に変わりはありません。

▼小学館

73冊翻訳

6月に比べて、20冊近く少ないです。

▼集英社

60冊翻訳

▼白泉社

37冊翻訳

東立9冊、香港東立8冊と東立グループで半分近く占められていますが、
個人的にはそんな事はどうでも良くて、卡卡が8冊と大量発行した事に驚きました。

卡卡は6月、7月に大量発行を行っていますが、
これで力を使い切ってしまったのか、8月は1冊も発行しませんでした。
また、数ヶ月間、1冊も発行しない日が続くかもしれません。

▼小学館クリエイティブ

1冊翻訳

▼秋田書店

45冊翻訳

東立(20冊)が長鴻(14冊)より多く発行していることに驚きました。

6月の発行数は長鴻が18冊、東立が7冊でしたので、
たまたま東立の発行数が普段より多かっただけかもしれません。

▼双葉社

12冊翻訳

▼新潮社

8冊翻訳

▼角川書店

29冊翻訳

相変わらず、台湾角川がぶっちぎってますが(20冊発行)、長鴻が5冊と健闘しています。

▼アスキー・メディアワークス

17冊翻訳

東立がライトノベルを2冊発行しただけで、
残りは、全部、台湾角川です。

▼富士見書房

10冊翻訳

▼エンターブレイン

11冊翻訳

珍しく、台湾角川は1冊だけ。

一番多いのは青文の4冊ですが、その内2冊はゲームの攻略本です(残りはゲームの小説)。
漫画に限定すると、東立の3冊が一番多くなります。

▼徳間書店

4冊翻訳

▼新書館

16冊翻訳

半分を青文が占めています。

▼少年画報社

5冊翻訳

▼幻冬舎コミックス

16冊翻訳

▼スクウェア・エニックス

16冊翻訳

玉皇朝がたった3冊しか発行しなかったことに驚きですが、
それ以上に驚いた事があります。

尊竜出版が『女装少年アンソロジー』の海賊版を発行しました(7月16日発行)。

露天での出品の様子
露天での出品の様子

尊竜が発行する海賊版はBL漫画や同人誌が中心な為、普段は無視しているのですが、
知っている作品だった為、今回の集計で取り上げる事にしました。
(この画像では確認できませんが、一応、18禁に指定されています)

また、尊竜はこれ以外にもスクウェア・エニックスの海賊版を発行したことがあります。

尊竜版「RustBlaster」 尊竜版「黒執事」
名義は2つ共「晨星」です

2つ共『枢やな』の作品ですが、右側の画像(黒執事の海賊版)にはちょっと変な部分があります。
どこが変であるかは、日本人であれば直ぐに分かると思います。

尚、尊竜の正式名称は『尊龍出版社』と言いまして、
現在の台湾で海賊版を発行している出版社としては最も有名であり、
2000年頃から存在している歴史の長い出版社です。
また、晨星、布丁、同人館など様々な名義を使い分けて活動しており、
毎月の発行数は約30冊近くありまして、尚禾にとっては非常に邪魔な存在でもあります。

▼マッグガーデン

10冊翻訳

尊竜繋がりでもう一つ。
尊竜はマッグガーデンの作品も海賊版を発行したことがあります。

尊竜版「僕と彼女の×××」
こっちの名義は「尊竜」です

スクウェア・エニックスとマッグガーデンはBL漫画を発行している出版社ではないですが、
Gファンタジーもコミックブレイドアヴァルスも女性向けの誌面になってますし、
今後も尊竜が海賊版を発行する可能性があるかもしれません。

リスクを避ける為、尊竜は大手の海賊版に手を出す事はありませんが、
そんな尊竜にとって、スクウェア・エニックスとマッグガーデンは、
海賊版を発行しても怖くもなんともない出版社なんでしょうね。

ちなみに、尊竜と違い、大きなリスクを犯している出版社も存在します。
都合の良い事に、この出版社、8月に新刊を発行したようなので、
この出版社については「8月の翻訳状況」で取り上げる予定です。

▼メディアファクトリー

8冊翻訳

▼ジャイブ

5冊翻訳

▼キルタイムコミュニケーション

1冊翻訳

▼ホビージャパン

4冊翻訳

▼日本文芸社

7冊翻訳

▼実業之日本社

1冊翻訳

▼ぶんか社

2冊翻訳

▼朝日新聞出版

2冊翻訳

▼文藝春秋

1冊翻訳

私の男』は一般小説だと思いますが、
青文はライトノベルで扱っているようなので、集計に加えました。

▼東京創元社

1冊翻訳

▼ポプラ社

2冊翻訳

▼福音館書店

1冊翻訳

▼創美社

8冊翻訳

▼祥伝社

1冊翻訳

▼芳文社

5冊翻訳

いずれ発行されるだろうと予想していた『小説版 ひだまりスケッチ』が発行されました。
漫画版を発行しているのが、ライトノベルに積極的な尖端ですので、
寧ろ、今まで発行されなかったのが不思議なくらいです。

不思議繋がりと言えば、小説やドラマCDが発売される程の人気があるのに、
何で、『ねこきっさ』の中国語翻訳版は発行されないんだろう?
オファーが無いとは思えないんですが・・・作者が拒否してるのかなぁ・・・

それと、集計結果を見て気付きましたが、
7月はBL漫画、1冊も発行されていません。
5冊の内、4冊が『きららシリーズ』で占められていました。

▼竹書房

1冊翻訳

竹書房の書籍が発行されるのは久しぶりです(一迅社と良い勝負)。

竹書房も芳文社と同様、4コマ漫画大手のはずですが、
4コマ漫画は、全く発行されません。
発行されるのは、18禁に指定される作品ばかりです(今回も勿論、18禁作品です)。

気になったので、竹書房の4コマ漫画の中で発行された作品があるかどうか調べてみましたが、
2~3年前に尚禾が『どーする!? わんこ』と『ポヨポヨ観察日記』を発行しているみたいです。

▼リブレ出版

7冊翻訳

リブレ出版からフロンティアワークスまでの作品は、全部、尚禾が発行しています。
尚禾が7月に発行した書籍の中で、スクウェア・エニックスの作品が完全に浮いてます。

▼海王社

2冊翻訳

▼松文館

2冊翻訳

▼大洋図書

3冊翻訳

▼コアマガジン

4冊翻訳

▼フロンティアワークス

2冊翻訳

▼秋水社

2冊翻訳

▼太田出版

2冊翻訳

▼イーグルパブリシング

1冊翻訳

▼イカロス出版

1冊翻訳

▼ハーヴェスト出版

1冊翻訳



◆注意◆
集計対象は漫画やライトノベルが主であり、一般書籍は基本的に集計してません。
販売サイトによっては入荷日にバラつきがあるため、集計に多少の誤差があるかもしれません。