◆『ComicFANS』が休刊し『Comicフェス』誕生

2012年6月2日(土)

▼天下出版

先週突如として沸き起こった『ComicFANS』の休刊騒動ですが、
やはりというか『ComicFANS』は休刊するみたいです。

3日前にComicFANSのFacebookにアクセスしたら以下の様な文面が出来ており、
”これが『ComicFANS』編集部名義 での最後の『ComicFANS』ニュースです”と、
『ComicFANS』に関する情報を二度と更新しないことを告げていました。

また、先週まではカラーだったトップ画像もモノクロに変わっており、
視覚的にも『ComicFANS』が休刊したことを明示していました。
(休刊=死亡=葬式という意味でモノクロなのだろうか・・・最初見た時は本気でビックリした)

ComicFANSのFacebook
ComicFANSのFacebookより

と、上記のように『ComicFANS』が休刊することが決定したわけですが、
天下は少女漫画雑誌の発行自体はやめる気は無いようで、
新しく『Comicフェス』なる月刊少女漫画雑誌を来月(7月1日)創刊すると発表しました。

『Comicフェス』の「フェス」は「Festival」の「フェス」らしいですが(何で「フェス」だけ日本語?)、
既にComicフェスのFacebookも出来ています。

肝心の中身(連載作品)についてですが、
以下の画像のように白泉社系列の作家が上がっており、
日本の作品については『花とゆめ』の作品を中心に掲載することが判明しました。
この事から分かるように『Comicフェス』は実質『花とゆめ』の香港版雑誌となるみたいです。

ComicフェスのFacebook
ComicフェスのFacebookより

『花とゆめ』の香港版雑誌か。
台湾版雑誌なら大然や東立が出したから珍しくもないけど、香港版は聞いたことないな。
もしかして『花とゆめ』の香港版雑誌が出るのは今回が初めてじゃないのか?
(とほんの数日前までは思っていたんですがそんな事はなかったです。詳しくは後述


それにしても天下も思い切ったことするなぁ。
『ComicFANS』は『なかよし』の作品を載せてきたのに、
『Comicフェス』には『花とゆめ』の作品を載せるだなんて対象年齢が全然違うじゃないですか。

先週の時点では『卒業号』の意味を図りかねていたけど、
要するに『ComicFANS』の休刊号を『卒業号』と銘打っていたのは、
低年齢向き少女漫画を卒業して高年齢向き少女漫画へ進学(転身)するってことだったんだね。

どういう目的があって『なかよし』から『花とゆめ』に乗り換えたのか分からないけど、
個人的には『ComicFANS』も残せば良かったのにと思わずにはいられない。
そうすれば『ComicFANS』と『Comicフェス』で幅広い少女読者層をカバー出来ただろうに勿体無い。

実際Facebookのコメントでも”『ComicFANS』の方が良かった”、”休刊なんて嫌だ”と、
『ComicFANS』の休刊を惜しむ声が多いから残した方が良かったんじゃないかと思うんだけど、
やっぱり2つも雑誌を出すのは金銭的に難しいのかな。


ということで、『ComicFANS』が休刊し『Comicフェス』が誕生することになったわけですが、
果たして『Comicフェス』は一体何年持つでしょうかね。

『ComicFANS』は17年近く発行されたみたいなので、
やっぱりそれだけ長く続く雑誌になるんでしょうかね。


【補足】
『Comicフェス』の創刊を知った時は初めて『花とゆめ』の香港版雑誌が誕生したと思ったんですが、
それよりも遥か前に『花とゆめ』の香港版雑誌が存在したことをつい先日偶然知りました。

発行していたのは今は亡き自由人出版で、
『雙週刊少女漫畫』という名前で発行していたみたいです。
3日前にYahoo香港のオークションで創刊号が出品されているのを偶然見つけました。

Yahoo香港のオークションにて出品の様子
Yahoo香港のオークションより

自由人が『花とゆめ』の香港版雑誌を発行していただなんてただただ驚くしかないんですが、
それ以上に『週刊少年ジャンプ』の香港版雑誌(少年画王)を発行していたことに驚きました。
だってずっと『週刊少年ジャンプ』の香港版雑誌は文化伝信の『EX-am』だけだと思ってましたから。

自由人はその全貌が未だによく分からない出版社なんですが(ネット上にもあまり情報が無い)、
分かっているのは文化伝信とジャンプの人気作品を二分していた出版社だったが、
利益のあり方をめぐって創業者の一人が離反したことにより経営が悪化し倒産、
後発の天下や玉皇朝は倒産した自由人のおこぼれでジャンプの人気作品を手に入れたことぐらい。

日本の香港版漫画雑誌を2つも同時に発行していただなんて相当凄い事だと思うんですが、
自由人が今も生き残っていたら一体香港市場の勢力図はどうなっていたんでしょうかね。